江戸切子の美しさはその繊細で幾筋もの直線が織りなす文様の滑らかさにあります。
私たち根本硝子工芸では江戸切子の伝統的な美しさに、さらに難易度の高いダイナミックな曲線カットを組み合わせることで、他にはない躍動感と個性を表現しました。
切子のデザインは麻の葉、魚子(ななこ)、籠目、菊籠目、くもの巣、菊つなぎ、笹の葉など伝統的な文様が基本。しかし新しいデザインを取り入れていることは私たち根本硝子工芸の持ち味でもあります。
結局、江戸切子というのは基本パターンが決まっていて、誰が作っても一緒になってしまう。構成の違いだけですから。でもそれじゃ僕はつまらないんです。『これ作ったのは根本さんだね』とわかるようなものを根本幸雄は作ってきました。だけど自分のカラーを出しすぎると売れないんです。わかりやすい切子のカットじゃないと売れない。なかなか難しいもんです。
-根本達也
確かな技術力はもちろんのこと、硝子の切り込みには浅深も使いわけるこだわり、大胆さやうねりを感じていただける曲線の表現は、根本硝子工芸ならではのカットガラスの美しさと同時に躍動感も感じていただける特別な逸品です。
棚へ並べて工芸品として造形を鑑賞いただくだけでもご満足いただけるものですが、やはり手にとって氷を鳴らしながらウイスキーや焼酎などと時間を過ごすのがおすすめです。
「しずくオールド」と一緒に心豊かになるひと時をあなたに。